東京女子大学

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決め手は発音評定・音声分析機能の充実度

東京女子大学では、学生の総合的な英語力強化のため、発音・リスニング・英作文などのさまざまなスキルに関わる教材や学習支援システムを多数利用しています。そのような中でさらにATR CALL BRIXを導入することになった決め手について、現代教養学部講師の大塚貞子先生は次のように語っています。

「学習管理システム(Learning Management System: LMS)が付属している総合的な学習プログラムである点に加えて、母音や子音といった音素レベルでの発音評定や、サウンド・スペクトログラム(声紋)による音声分析・表示ができる点がいいと思いました。音声波形の情報だけでは発音の矯正は難しく、特に母音の矯正にはサウンド・スペクトログラムの情報が役に立つからです。」

 

音韻聞き分け課題   アクセント発音課題

発音評定課題ではスコアを100点満点で表示。声紋も表示できる。

 

授業中に机間巡視をしながら個別発音指導を行う大塚先生。


このように、ATR CALL BRIXのユーザからは、製品の大きな特徴のひとつである発音評定・分析機能を高評価のポイントとして挙げる声が聞かれます。音声に関する優れた研究成果を残してきた国際電気通信基礎技術研究所(ATR)の20年以上に亘る研究に支えられたシステムであり、音声学の講義でも使えるような音声分析機能を備えている点で多くの先生方から支持されています。

大学向けの標準コースを導入後、公式TOEIC教材のコースを追加導入

東京女子大学では、学外からインターネット経由で学習ができる環境を整備しているため、学生は自宅や寮からもATR CALL BRIXを利用することができます。ATR CALL BRIXの学外利用を行う学校は増加傾向にありますが、学生による自律学習を長期的に継続させることに悩みを抱えている学校も少なくないようです。東京女子大学ではどのような工夫をされているのか、大塚先生に尋ねてみました。

「学習のスケジューリングや目標設定、学習の進め方などを、学生自身に全て自分で管理させるように指導しています。英語の学習だけでなく、『自律的学習』のやり方そのものを教えるように心がけています。」

ATR CALL BRIXのLMSには、学習者自身による目標設定や進捗確認、管理者による進捗管理や学習履歴の閲覧・解析など、自律的学習を促すのに適した機能が充実しています。さらに大塚先生は直感的でわかりやすい手段として、紙にスケジュールや目標設定を書かせるという方法も併用しているとのことです。

 

音韻聞き分け課題   アクセント発音課題

公式問題でTOEIC対策が可能。

 

真剣に課題に取り組む学生。

幅広い層のTOEIC対策や選抜コースのスキル向上に活用

前述の通り、「TOEIC講座」の履修者が「TOEIC®テスト学習コース ~ETS公式問題収録~」を活用しているほか、授業の目的に応じて、メインで使用するコースや重点的に課す課題のタイプを教員が指示し、目的に合った細やかな指導を行っています。

例えば、人文学科英語文学文化専攻の「英語音声学Ⅰ」(週1回半期:2年次必修科目)では、5クラス約150名が授業外の課題としてATR CALL BRIXに取り組んでいます。

また、大塚先生が担当されている人間科学科言語科学専攻の「英語音声学」(週2回半期:選択科目)では、ATR CALL BRIXを授業外の課題としてだけではなく、授業の中でも使っています。「この講義の履修者には、カレッジコースの『音の聴き分け課題』や『単語や例文の発音練習』を中心に学習させています。正しい発音方法を身につけるには、繰り返し発音の練習をするだけでなく、学生自らがサウンド・スペクトログラムを活用して評価することが必要です。そのため、教師権限のIDで学習履歴を確認し、スコアが伸びていない学生には個別にアドバイスを行うようにしています」と大塚先生は話しています。

 

キャリア・イングリッシュ課程での活用

東京女子大学には独自のプログラムであるキャリア・イングリッシュ課程が設けられています。この課程は「柔軟な思考力と独創性を育て、それらを英語で発信し、国際社会で活躍する人材を育成する」ことを目的としており、能力テストや面接などで英語力の高い学生約60名が選抜されます。この課程では、英語でのプレゼンテーションの基礎を学ぶ「発話・パフォーマンス演習」の講義の一部にATR CALL BRIXが活用されています。大塚先生はこう続けます。「この講義では特に『ディクテーション課題』が役に立っています。いろいろな話者の音声を繰り返し聴きながら文章のタイピングを行うことにより、英語の文章の表現やフレーズがきちんと身につくと考えられるからです。学生は『Monica(*)の発音が聴き取りやすくて好き』などの意見を言っていますが、さまざまなバリエーションの話者で聴き取り練習をすることも大切で、学習効果も期待できると考えています。」

(*注:ATR CALL BRIXで使用されているネイティブ話者の名前。)

 

音韻聞き分け課題   アクセント発音課題

ディクテーション課題の画面例豊富な話者の音声で学習できる。

 

タイピングの課題も充実4技能をバランスよく鍛える。

授業での活用だけでなく自習利用も可能

東京女子大学では、学外からインターネット経由で学習ができる環境を整備しているため、学生は自宅や寮からもATR CALL BRIXを利用することができます。ATR CALL BRIXの学外利用を行う学校は増加傾向にありますが、学生による自律学習を長期的に継続させることに悩みを抱えている学校も少なくないようです。東京女子大学ではどのような工夫をされているのか、大塚先生に尋ねてみました。

「学習のスケジューリングや目標設定、学習の進め方などを、学生自身に全て自分で管理させるように指導しています。英語の学習だけでなく、『自律的学習』のやり方そのものを教えるように心がけています。」

ATR CALL BRIXのLMSには、学習者自身による目標設定や進捗確認、管理者による進捗管理や学習履歴の閲覧・解析など、自律的学習を促すのに適した機能が充実しています。さらに大塚先生は直感的でわかりやすい手段として、紙にスケジュールや目標設定を書かせるという方法も併用しているとのことです。

 

課題の活用のしかた

運用上の工夫はこれだけではありません。学習を継続させるための工夫として、ATR CALL BRIXでの学習の成果を、講義の成績評価の一部に反映させています。「ある程度学習が進んだ時点で、授業内で学習の進捗状況を出力したものを学生に見せます。成績評価への反映のしかたなどの詳しいことは明かしませんが、eラーニングで教員がいつも学習履歴のチェックを行っているということを学生に強く意識させるようにしています。」と、大塚先生はコツを語っています。

一方で、学生に課題を実施させるだけの単調な授業にならないような工夫もされています。例えば、講義内での導入時には、「音の聴き分け課題」などを使って教員が前で課題のデモンストレーションを行いながら、どちらの発音に聴こえたか学生全員に手を上げさせるような形で、インストラクションを行っているそうです。

 

音韻聞き分け課題   アクセント発音課題

CALL教室における授業風景。講義と個別学習を組み合わせたブレンディッドラーニング。雰囲気は和やかだが学生はみな真剣。

利用している学生の声

東京女子大学では、学外からインターネット経由で学習ができる環境を整備しているため、学生は自宅や寮からもATR CALL BRIXを利用することができます。ATR CALL BRIXの学外利用を行う学校は増加傾向にありますが、学生による自律学習を長期的に継続させることに悩みを抱えている学校も少なくないようです。東京女子大学ではどのような工夫をされているのか、大塚先生に尋ねてみました。

「学習のスケジューリングや目標設定、学習の進め方などを、学生自身に全て自分で管理させるように指導しています。英語の学習だけでなく、『自律的学習』のやり方そのものを教えるように心がけています。」

ATR CALL BRIXのLMSには、学習者自身による目標設定や進捗確認、管理者による進捗管理や学習履歴の閲覧・解析など、自律的学習を促すのに適した機能が充実しています。さらに大塚先生は直感的でわかりやすい手段として、紙にスケジュールや目標設定を書かせるという方法も併用しているとのことです。

 

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